Torque meter & Tachometer

Torque meter

torque-meter  ターボプロップエンジンの状態を知るのに、トルクメーターを作りました。
ターボプロップには出力制御のためプロペラ出力のトルク・メーターを装備することが規格で要求されているそうです。回転数も必要ですが、まずトルクメーターにしました。
 このメーターは双発機用に左右ペアの計器にしています。左側がエンジン1、右側がエンジン2です。
シュミレーターの機種によってはトルクメーターの設定では動かないものもありますが、すべてに対応した機器にはできなくて当然です。 単発機の場合は Engine 1 のメーターが動作します。

Tachometer

Tachmeter-meter  ターボプロップエンジンの計器をもうひとつ、 回転計を設置しました。
メーターのサイズはやや小さめにして、左右エンジンの状態を表します。
 これまで使わなかったサーボモーターで構成できないかと検討してみました。SG90がよく使われているようです。でも これは180°しか回転しません(SG90HVは360°回転するのですが回転角を制御できないらしい)ラジコンのラダー制御なら180°以下でもいいのですが、メーターには使えません。SG90の出力に1:2などのギアを付加させれば 回転角を増やせますが、ギアの設置は4組も手間がかかりすぎます。
やはり いつものステッピングモーターを使うことにしました。

 4つのステッピングモーターを組み込むスペースが小さく、上下左右とも余裕がありません。
この部分のパネルはプラスチックではなく、回路基板製作用のエポキシ両面基板を使っています。糸鋸で切り抜いた断面に銅箔が現れています。メーターの周りには 塩化ビニルパイプを使ってきましたが、このサイズに合うパイプがなくて、10mm幅1mm厚のアルミ板を曲げて 丸枠を作りました。
 目盛りはプリンターで印刷しています。ここはレーザープリンタよりインクジェットが黒色がはっきりするので適しています。これまでの普通紙ではなく、試しに つや消し写真用紙で印刷してみました。完全なつや消しにはならずに、少し表面に反射がでますが黒はよりくっきり印刷されました。
TorqueMeter Torque Panel  メーターの指針は分解や調整をやりやすいように固定せずにはめ込んでいます。燐青銅板はバネのように弾力があり モーター軸を挟み込んでいます。 指針は真鍮板をL字に曲げ ハンダで取り付けました。 Pointer_Torque meter Arduino board ArduinoMEGA2560は背面に立てて配置、4個のステップモーターのためのドライバICをまとめています。補助電源のためのコネクタを取り付けました。
5個目の一番右にあるコネクタは RMI表示に使うステッピングモーターのためです。
Torque & Np パネル表面にある小さなクレーターは、もと 回路基板にするための銅箔エポキシ基板に1mm穴を開けた跡です。ほとんどは埋めたのですが少し跡が残っています。プラスチック >PS-HI< よりガラスエポキシは加工も難しくなく 幅の狭いところでも しっかり強度もあります。
メーター軸中心のてっぺんには小さな黒い紙を張り付けます。

メーター照明

そのうちにやらなければと思っていたメーターの照明です。これまでのメーターにも順次取り付けてきましたが、エンジン関係の4つにもLEDを取り付けました。白色の平面チップLEDは 壊れた40W型LED直管を分解して取り出したものを使っています。LEDの付いている基盤を少し斜めに削って内側に向けています。小さなメーターなのでそれぞれ1個ずつです。これで白い指針と目盛りが照らせてます。 meter light

設定

Mobiflight10.0 になって Config設定が変わったので、十分に理解できていないところもありますが、とりあえず。
SimConnectの Preset List から選ぶのですが、Searchの欄に torque と入力すれば4つにしぼって出てきます。これが便利です。
setting
RPMの設定です。Show Preset Codeのところで エンジン1 または2であることを指定しておきます。また、Test current settingのValue初期値1では ほぼ指針が動かないので、Number Value 100 くらいにして試します。 setting
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