Indicator lamp

表示灯の製作

 表示灯にふさわしいものを市販の製品で見つけられなかったので製作しました。
3mmや5mmの丸いLEDではおもしろくないので、四角い表示灯になるように小さなケースを作り、ON/OFF で色が変わるようにしました。
ひとつずつではなく、互いの光が漏れないように仕切りをつくり 4つまとめたものにしました。
Indicator lamp  Arduinoからの出力は ソース・シンクとも 40mAまで電流が許されています。LED点灯には多くても20mAまでなので十分です。 ON/OFF でのLED切替はTTLを使いました。トランジスタでもできそうですが スペースも大きく必要になります。
 チップタイプの白色LEDと 赤または緑色の3mmLEDとの組み合わせです。3mmLEDは散光になるように丸い先端を削っています。
ケースは黒いパソコンの外装プラ(ポリスチレン)と透明アクリルです。接着はアクリサンデーが使えます。
内側に0.5mmアルミ板を反射材にしました。液晶ディスプレイに使われていた散光シートも透明アクリルと併用しています。 Indicator lamp

文字の表示

 表示灯には文字が必要です。サンハヤトのインスタントレタリングはとっくに製造が終わって購入できなくなっています。
 手書きも考えましたが、活字を入れたいので試してみました。レーザープリンタで印刷できるか不安でしたが、半透明でいいので トレーシングペーパーを買ってきました。グラシン紙です。袋の注意書きには「プリンターで印刷はしないでください」とあるのは、たぶんインクジェットのことでしょう ?
レーザープリンタはトナーの定着に熱を加えていますので、プラスチック類の薄いシートは使えません。 グラシン紙はクッキングシート(シリコン樹脂加工グラシン紙)にも使われているため 熱には強いはずです。紙送りさえ工夫すれば印刷できるでしょう。やってみました。
Indicator4

設定

Mobiflight の設定は Tutorialにあるパーキングブレーキと基本的に同じです。
FSUIPCのオフセットにどれを選べばいいのか、ConfigWizardには説明がないので選びにくいところです。FSUIPCのオフセットの解説を読んで選びました。この設定でいいのか試しています。 FSUIPC offset ・ フラップは 左右のうち左側のフラップの状態を表します。作動していると緑色、上空でフラップを収納すれば白色のLEDが点灯します。
・ ランディングギアは ノーズ位置の車輪の状態です。車輪が出ているときは緑色、格納されれば白色になります。
・ パーキングブレーキは 作動していると赤色、解除では白色です。
・ スロットルは このoffset設定ではリバース表示がうまく作動しないので、変更を検討しています。(予定ではEngine1がリバースモードになっているときに赤色、ノーマルモードのときに白色)
Mobiflight setting

その後、このようにすればいいと、FS先輩から教えていただきました。
FSUIPC offset ではなく、SimConnect(MSFS2020) を使って WASMモジュールを組み込んでおき、ConfigWizardの設定は下図のようにすること。
これでリバースモードのときに 赤色LEDが点灯するようになりました。ありがとう。 ReverseLED setting

Indicator lamp 5

ShiftRegisterの利用

 その後、LandingGearの表示ランプの設置に合わせて、ShiftRegisterをLEDランプの表示に使うように改造。 ShiftRegister の出力8つのうち、LandingGearの表示に3つ使い、残りの5つを利用して作り直し、 白色LEDと緑または赤色LEDを使って ON/OFF で色が変わるようにしました。
Arduinoの出力ポートを増やす ShiftRegisterについては、次のLandingGearのページにまとめました。表示LEDをたくさん設置するときに接続ラインも少なくできて便利です。
meter & Lamp config

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