Landing Gear control
車輪格納レバースイッチ
着陸のための車輪格納を操作するレバーです。
ロータリースイッチを使いました。UpとDownの間にステップをひとつ作って、3段のスイッチになっています。
動作角度はロータリースイッチ2段分(30°+30°)の60°です。
レバーの形は車輪のタイヤに似せてあるそうです。そういえば、フラップレバーは翼の形になっています。重要なものは普通のスナップスイッチではなく、暗闇でさわっても直感的にわかる形にして、操作ミスを防ぐようにしてあります。
レバーとスイッチの軸を接続するところは、つまみから取り出した真鍮の部品をレバーにハンダ付けして使っています。止めネジは3mmネジに代えています。ドライバでマイナスネジを回すよりもプラスネジの方がしっかり留められるからです。六角レンチでは扱いが面倒です。
操作する黒い先端部は パネルに使った3mm厚プラスチック板を丸く切り抜き、さらにドリルレース(Drill Lathe)で仕上げています。
出力シフトレジスタ Output Shifter
きちんと車輪が出てセットされると、表示ランプが白色から緑色になります。前輪Nose と 主脚左Left 主脚右Right の3つを別にしました。FSUIPCのそれぞれの車輪の状態を使っています。
LEDへの出力には Shift Register を使ってみました。3本のシリアルラインで 8つの出力をコントロールできます。Shift Registerをさらに多段接続すれば出力を16個に増やすこともできます。
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Arduinoの出力は Data、Latch、Clockとして3つを使い、74HC595 を使って シリアル からパラレルデータへ変換して出力します。
出力ONで車輪が出たときに 緑色のLEDが点灯し、格納して OFFのときには白色のLEDがつくようにしました。
LEDの性能が良くなって、新しいものは 1mAくらいで明るく点灯します。直列に入れた抵抗値は明るさを試してみて決めています。
シフトレジスタの出力8つのうち、このGear状態の表示に3つ使いました。残りの5つは Indicator lamp の出力に使うように変更しました。
Mobiflight 9.3 から、入力側にもShift Register 74HC165 を使って Arduinoの入力ポートを増やせるようになりました。
3つのLED
Gear状態の表示LEDを3つに分けなくてもいいように思えますが、やってみると同時ではなく、ほんの少しずつ3つのLEDの点灯がずれることに気づきました。前輪と左右の主脚では構造の違いから車輪収納などのタイミングが違うことは理解できますが、さらに主脚の左右で差の出る機体もあります。たぶん駆動させる電流のピークが重ならないように わざとずらしているのでしょう。離陸のときには車輪格納がおもしろくて、つい ここばかり見てしまいます。
シリアル・パラレル変換ではLatch(RCLK)のタイミングで8bit同時出力されるので このためにずれることはありません。

前輪はNoseのNOだと思いますが、主脚のRH,LHは脚ならFoot や Leg のはずです。RH・LHのHはHandなのでしょうか?

Mobiflightの設定では ギアの格納と展開をそれぞれ別のスイッチ接点にしています。On Press と On Release を使えば スイッチは1つにできますが それではスイッチ操作がおもしろくない。レバーをしっかり操作して初めてギアが動くべきです。