はがき
郵便局とポストが大好きです。
日本で待つ小さな娘のために毎日絵を描いてハガキを出しました。いまでは電子メールがどこからでも出せるようになりました。でも、旅のたよりはやっぱり 絵を描いて送るハガキがずっとすばらしいと思っています。
日本の官製ハガキのように、切手がすでに印刷されているハガキが世界中にあるものと考えてました。でも切手が印刷されている官製はがきはオーストリアの郵便局でも買えましたが 多くの国にはありません。スケッチを描くのはできればその国のハガキにしたいので郵便局で売ってないか聞いてみました。官製はがきがどの国にもあるものだと思っていましたので、イタリアの町で郵便局などあちこち 裏が真っ白なハガキが売ってないか聞いて回りましたが そんなものはないそうです。絵はがきを使いなさいとアドバイスされましたが、それでは絵が描けません。手に入らないので、文房具店でA6サイズの無地のカードを買って使うことになりました。
また、旅のたよりのハガキには その国のきれいな記念切手がふさわしいので、手に入れるためには まず郵便局を探します。大きな町の郵便局にたどり着いても、受付のカウンターがずらっと並んでいて、どこが記念切手を扱っている窓口なのかわからないのがふつうです。案内の掲示が掲げられているはずなのですが、窓口の区分がよくわかりません。記念切手という単語は書かれてませんが、とりあえず係りの人に聞いてみることです。
書きかけのハガキを見せて 日本までの切手を下さいというのは、ことばが通じなくても分かってもらえますが、それでは通常切手しか渡してもらえません。大きな郵便局を探してわざわざやってきたのは、きれいな切手を求めてです。なかなか分かってもらえなくても、ここであきらめずに 思いつく単語を並べて、美しい記念切手をいろんな種類でほしいとがんばりました。
でも、私の語学力ではなかなか難しく、とくに英語を話さない国では 苦労してもわかってもらえないことがほとんどでした。エッフェル塔の売店では タンタンの切手が手に入りました。また、未使用の記念切手のセットがおみやげとして売られているのを使ったこともあります。
また、残念なことですが 空港でも郵便ポストの数がとても少なくなってきているように思います。
イングランドのちいさな地方の郵便局では 女王さまの通常切手しか扱ってないようでした。


旅のたより
娘にたのまれて、旅行の時には毎日はがきを書いて出すようにしています。絵はがきでは書くところが少なすぎるので、買うことはなくて、裏表とも ここで見ていただいたように自分で絵を描いています。
ランサムやアーディゾーニの絵のように描けたらなと思ってます。



